もし携帯が落ちているのを見つけたら、あなたはそのまま拾ってポケットに入れてしまうだろうか。それとも持ち主を探そうとするだろうか。
ある国際的な調査によると、人は思っていた以上に正直だということがわかった。そして最も正直だったのは、スロベニアの人達であった。リーダーズ・ダイジェスト誌のレポーターが、960の携帯を世界の30都市32箇所に置いて、携帯電話を拾った時の人々の反応を調査した。
調査員は人々が通りかかった時に携帯をならし、電話に出るか、電話をとって登録されている番号にかけようとするか、あるいはだまってポケットに入れてしまうか観察した。
この調査の結果、最も正直な都市は、調査した都市の中では一番小さいスロベニアの首都リュブリャナで、設置した30個の携帯のうち29個が返却された。カナダ最大の都市トロントがこれに続き、30個のうち28個が返却され、大都市の市民も信頼に値するということを証明した。ソウル、そしてストックホルムがこれに続く。
最低の結果が香港とクアラルンプールで、30個のうちわずかに13個しか返却されなかった。リーダーズ・ダイジェストのスポークスマン、ウィリアム・アドラー氏は、この調査は科学的ではないが結果は興味深く、前もって行われたインタビューで示された以上に、人々は正直だということが判明したと言う。
前もって行われたインタビューで多くの人が、返却率は一桁ではないかと答えたが、実際の返却率は68%であった。「よきサマリア人が沢山いるということを、みんな思ってもいなかった」とアドラー氏は言う。調査の結果から、子供と一緒にいた親が正しく振舞おうとする傾向と、女性の方が男性よりきちんと返却する率がわずかに高いということがわかった。
ニューヨークはムンバイやマニラと並んで返却率が5番目であった。ニューヨークの広告代理店のセールス・ウーマン、キャサリン・ボレリーさんは、どうしてみなが持ち主を探し出し返却するかについて、典型的な理由を説明してくれた。
24歳のボレリーさんは、ブラック・ベリーの携帯をタクシーの後部座席で見つけ、持ち主の奥さんにかかるまで、登録されている番号に電話をかけ続けた。結局奥さんと会う約束ができ、携帯を返すことができたという。
「あらゆる連絡先を失ったらどんなに困るか、想像しただけでも恐ろしいわ。もし私が自分の携帯を落としたら、同じことをしてくれることを希望するわ」とボレリーさんは言う。
2005年のナショナル・ヘルス・インタビュー・サーベイによると、携帯電話だけを保有する大人の数は増え続けており、世論調査員の間では電話のサンプルの正当性に関して、関心が高まりつつある。
また別の調査によれば、アメリカの10世帯のうち1世帯以上が2005年後半の時点で、自宅に電話をひいていないという。
ピューリサーチセンター・フォー・ザ・ピープル・アンド・ザ・プレスのリサーチ部門のスコット・キーターディレクターは、このような変化の証拠を2001年の初め以来たびたび目撃しており、世論調査において35歳以下の回答者の比率が最近になって減少しているという。
Translated by BeH Life








